【考察】富野監督の絶望とまどマギの絶望はどこが違うのか
富野監督は、
@Ryu_Hikawa 文化庁メディア芸術祭の内覧会にきてます。富野監督にバッタリお会いするなり、 「なんで、まどか☆マギカが一番なんだ!」と、詰め寄られました(笑)。
文化庁メディア芸術祭の内覧会にて富野監督「なんで、まどか☆マギカが一番なんだ!」:萌えオタニュース速報
と、キレる程度にはまどかマギカを見てるんだろうな。
それを踏まえて昨日の富野由悠季監督の京都での講演会
めぐりあい京都より富野監督との対話。絶望をするなと直接言われた。 - 玖足手帖
を思い起こすに、富野監督はまどかマギカを見て、絶望と希望について、「願いと同時に呪いも生まれる」っていうゲーム的設定を思いついた虚淵玄さん以上に考えてたんじゃないだろうかと。
富野は昨日
「我々人類は巨大な組織や国を運営する能力がないのではないか」
「民主主義では人類は絶滅するのではないか?」「だが、我々は民主主義以上のシステムを生み出していない」
「だがフィクションを見ずに、本当の現実に対峙する、リアリズムに対峙すると絶望するしかない」「絶望は死に至る病である」
「政治家や経済界や、情けない大人たちの現実を見ると、絶望するしかない」
「だけど、現実を見て絶望して鬱になるだけではダメです。だから『愛とロマン』が大事なんです」
って言ってた。
富野、ってもしかして70歳の爺さんなのに、女子中学生の鹿目まどかのように「願いを絶望で終わらせない」という「夢と希望の魔法少女」になろうというのか?恐ろしい!まさに魔獣・・・
でも、まどかマギカって「悲しみと憎しみばかりを繰り返す、救いようのない世界だけど」って言ってたけど、社会の救いようのないダメさは「魔女や魔獣の呪い」とか「悪徳ホスト」っていうわかりやすい悪役とか、「自分より可愛い仁美に彼氏を取られて辛い」っていう女子中学生の悩み程度しか描かれてないだろ。ほむらに盗まれた米軍の苦しみとか描かれてないだろ。杏子の親父は新聞を読んで泣いちゃうようなオッサンだったけど。 富野が絶望してるのは「自分も含めた大人の社会全般」で「民主主義は人類を滅ぼす」とかそういう社会や人類の習性に対する絶望なんだよ。少なくともホストよりひどい。実際に阪神淡路大震災とか東日本大震災にも取材に行ってるし。1995年の頃の富野は精神失調だったのに・・・。(抜粋)
まじで最近まどマギの話題多すぎるんですけどみんな見に行ったの?まだ見てないからなるべくネタバレさけてるんだけど(´・ω・`)
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